大屋根が家族を繋ぐ２世帯住宅
重厚な大屋根が特徴の外観。
建替え前からずっとこの地で家族を見守っていた松の木越しに見る新しい住まい。
季節の花に彩られてゆるやかなアールを描くアプローチの先には親子両世帯それぞれの玄関。
平屋部分に親世帯の玄関やリビングルームを配置。玄関ポーチの前には玉砂利と庭石を坪庭のように。
子世帯の玄関のすぐ隣、リビングの南側にはウッドデッキを設け、室内からフラットにつながるように。
大きな吹抜けを設けたリビング。外壁材をアクセントウォールとして室内に張り上げ、ライティングで陰影を演出しています。
吹抜け上部の窓からも明るい陽射しが入ってきます。
吹抜けに面した２階の居室には小窓を設け、リビングとコミュニケーションをとることもできます。
２階の小窓から顔を出すとかわいい子どもたちが手を振ってくれます。
すぐ隣に和室も設けた明るいリビングに仲良く座る子どもたち。
低めのソファをセレクトしたので吹抜けがより高く感じられます。
吹抜けからの明かりはダイニングの向こうのキッチンまで届きます。
リビングやダイニングとのコミュニケーションをとりやすい対面カウンターキッチン。
収納量も豊富なシステムキッチン。カウンターには花やペンダントライトを飾って。
キッチンからはカウンター越しにダイニング、リビング、ウッドデッキ、庭まで見通すことができます。
親世帯には陽当たりの良い南側に和室を設けました。
障子を開ければ長年かけて育った松の木のある庭を眺めることができます。
どうしても間取り上、窓をつけられない廊下には天窓を設けました。
辺りが暗くなると窓に柔らかな灯りがともります。
帰ってくる家族を迎え入れる玄関やリビングの灯り。
玄関ドアのスリットやハイサイドライトからも灯りがこぼれます。
庭石や植木による陰影も印象的な夜景です。
玄関・水まわりをそれぞれの世帯に設けた１階。
２階は子世帯のプライベートスペースです。吹抜けに面した居室には小窓を設け、リビングとコミュニケーションを取れるように。
STAFF VOICE担当スタッフの声
ご結婚後、ご実家のすぐ近くにアパートを借りておられたお施主様。
お子さまが小学校に上がるタイミングでご実家に戻り、親子が協力して家づくりをスタートすることになさいました。
築年数の経っていたご実家の建物を建て替え、親子両世帯がそれぞれ快適に幸せに暮らせるような二世帯住宅になるよう、間取りを工夫してプランニング。
玄関・水まわりをそれぞれに設け、平屋建て部分の親世帯と２階建て部分の子世帯を重厚感のある大屋根で繋ぐような計画となりました。
両世帯が適度な距離感を保ちつつも一つの大きな屋根の下で繋がっていることを象徴するようなデザインの外観は、季節の花々や丁寧に整えられた庭木とも引き立て合い、古くからの農家の邸宅が立ち並ぶ中でもひと際目を惹きます。
DATA
- 建築時期
- 2019年（令和元年）
- 敷地面積
- 1501.08㎡
- 延床面積
- 223.99㎡
- 建築費
- 5000万円以上
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