全室涼温房の実現が目的の外断熱・二重通気工法であるソーラーサーキットは、空間を熱的に仕切る必要がないために、吹抜けなどオープンに広がるほど空調計画を簡略でき、しかも太陽熱の取り込みや通風を有利にすることができます。 また、閉じられたインナーサーキット(躯体内空間)内を日射熱や暖房によって温まった熱が、循環・配熱する・・・などに、伝統民家と同じ機能がうかがえます。 |
夏涼しく、冬暖かい寒暑の緩和作用をもたらす一尺はあろうかという藁葺屋根と大空間・・・。伝統民家は気候風土によって形や平面計画こそ違いますが、どの地方でも太い柱や梁、その柱梁組で造る大きな空間と各部屋を割り取る空間づくりが特徴です。 |
躯体内気候(インナーサーキット)の機能 |
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屋根の断面図 |
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